ついに、九龍城寨公園に行ったぞ~!!
1993年に取り壊しが始まるまで、かつて香港に存在した伝説のスラム街「九龍城寨」。その跡地につくられた九龍城寨公園は、筆者が今年ドハマりしている香港映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(トワウォ)の舞台になった場所と言えるでしょう。
トワウォの撮影セット展示は、2024年10月~11月の香港国際空港での展示に始まり、2024年12月~2025年4月は啓徳のショッピングモール「AIRSIDE」に場所を移して開催されていました。
【関連ニュース】
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トワウォの日本公開は2025年1月だったので、日本のオタクの皆さんで啓徳AIRSIDEの展示を堪能した方も多いのではないでしょうか。
筆者は今年5月にも香港に行ったのですが、なんとトワウォ展示の端境期!!泣

そんなことある?泣 と思いながらも、5月下旬からは九龍城寨公園で展示をするとのこと、しかも開催期間は3年間!!ということで、トワウォのセット展示を見てきました。
トワウォの展示を見に行くには?
九龍城寨公園で開催中のトワイライト・ウォリアーズ、セット展示の概要です。
九龍城寨公園アクセス
トワウォの展示を見に行くためには、まず九龍城寨公園に向かいます。
公共交通機関の場合、とくにMTRの最寄り駅からは少し歩きます。
- MTR 樂富(Lok Fu)/観塘線から徒歩15分
- MTR 宋皇臺(Sung Wong Toi)/屯馬線から徒歩17分
とくに夏は外を歩くだけで体力を消耗するので、徒歩の距離は短くしたいところ。そのために筆者のおすすめはバス!
筆者はMTR太子駅近くからバスに乗り(※ホテルがこの辺だったため)、富豪東方酒店の付近でバスを下車。そこから徒歩7分ほどで、九龍城寨公園に到着しました。

【九龍城寨公園】トワウォの展示の位置
九龍城の街並みを見ながら公園に向かって進むと、入り口が見えてきます。6番ゲートにはトワウォ展示の案内が出ているので、これに沿って進みます。

公園に入り、トワウォ展示の案内に従ってどんどん進みます。

すると、石造りの門が見えてきます! この奥にトワウォの展示が待っていますよ~。

石碑や九龍城寨の模型などを過ぎると、トワウォ展示の入口と、入り口の向かって右手に整理券配布のテントがあります。
まずはテントで整理券をもらいましょう!

噂に聞いていたとおり、1回の観覧時間は15分間です。筆者は9:30頃に到着し、10分後の9:40からの整理券をもらいました。平日の午前中ということもありスムーズに入れました◎
入り口はこんな感じ!

トワウォの世界へ!
入場時間になったら入口にいる係の方に整理券を見せて中に入ります。まずは、映画の中で「盂蘭盆会」として使われていた飾りがお迎えしてくれます!

盂蘭盆会の周りには、九龍城寨の歴史を紹介するパネルや動画、模型などもありました。そして、盂蘭盆会の裏に進むと……

ネットでめっちゃ見たやつ!!
九龍城寨スモールタウンが見えてきます!
オープン日に四仔、十二少、王九の3人がキャッキャッしてた所にたどり着きました。
【エリア①】洛軍がハイエイトチョコを買った売店
メイン展示場は5つのエリア(部屋)に分かれています。入って右手前から、まずは売店のエリア!




【エリア②】質感リアルな魚団子工場
売店の隣には、九龍城寨名物の魚団子(フィッシュボール)工場があります。セット展示全体で質感のリアルさは異次元なのですが、個人的にはこの部屋の小物がすごくリアルで感動しました。




【エリア③】阿七氷室&龍捲風の理髪店
テンションぶち上げエリアが続く! フィッシュボール工場の向かいには目玉の1つと言っていい、阿七の氷室と龍捲風の理髪店のお部屋でオタクが号泣するゾーン。




【エリア④】城寨に実在した⁉歯医者
次は魚団子側に戻って、歯医者さんのお部屋です。
トワウォの映画ではあまり登場しなかった印象なのですが、実際の九龍城寨には歯科医院が多かったという歴史的背景から作られたエリアなのかなと想像しています。四仔も城寨の医者だったし、映画の世界観だけでなく、香港の歴史にも触れられたのが良かったです!


【エリア⑤】九龍城寨といえば!電線密集の路地
最後、ここが一番感動&興奮したエリアで、九龍城寨といえばの電線が密集した薄暗い路地の再現ゾーンです。筆者の思い込みかもしれませんが、ほかのゾーンとは少し匂いが違った(言ってしまうと少し臭かった)んですよね。そこら辺もこだわって再現しているのかなと思いました。





九龍城寨公園のトワウォ展示は必見!
最後の電線のゾーンや売店とかもそうだったのですが、部屋の中で映画の音声がずっと流れていて、文字通り「映画の世界に没入できる」展示になっていて楽しかったです。
筆者が見に行ったときは他の観光客も少なく、ブースに1人きりになることもあったのですが、電線ゾーンなんかは1人にされると本当に怖いくらいリアルに作り込まれていました。ずっと何かしらの生活音がしていて、奥に誰かいるんじゃないかという気すらしましたし、やはり電線の所は匂いが違った(※個人の感想)のが印象に残っています。
九龍城寨は映画でも描かれているように人情味あふれる場所だったのだろうと思います。ただ、今回改めて追体験してみると、現代の生活レベルからは考えられないような環境に多くの人々が暮らしていたということを実感しました。総じてとても貴重な経験ができました。
トワウォの映画ファンはもちろんのこと、仮に映画を観ていなくても(まあ、一度はぜひ観てほしいのですが…)香港旅行のお出かけスポットとして検討してみてほしい場所だと思いました。何せ2028年春頃まで開催されている予定なので(笑)香港に行く際は要チェックです!
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