広東語の数字の話(2) 【広東語勉強日記 ep6】

前回に引き続き、広東語の数字の話!

前回は広東語の数字の基本的な部分や、時間の言い方についてまとめた。実は書きながらもまだ理解できてない点があったのだが、先日の授業で一通り解消してきた。今日はその復習を兼ねたまとめ。

目次

そもそも数字の言い方を改めて

前回は「20や30の言い方が2種類ある!」とガタガタ騒いでいたが、まだまだ序盤だった。広東語の数字でちょっとややこしいのは、100以上な気がする。

百、千、萬などの前に「一」をつける

日本語と大きく違うのは百と千で、日本語でいうと「いちひゃく」「いっせん」みたいなイメージ。万以上は、日本語でも「いちまん」と言うから同じ。

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100一百(jat1 bak3)
1,000一千(jat1 chin1)
10,000一萬(jat1 man6)

間の「零」「一」を読む

この辺から難易度上がってくる~!

100以上の数字で、間にゼロやイチが出てきたらもれなく読む。漢字で書いてみると、どう読むのかが分かりやすい!

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101一百一(jat1 bak3 ling4 jat1)
111一百十一(jat1 bak3 jat1 sap6 jat1)
1,001一千一(jat1 chin1 ling4 jat1)
1,010一千零一十(jat1 chin1 ling4 jat1 sap6)
1,101一千一(jat1 chin1 jat1 bak3 ling4 jat1)

最後のゼロは省略できる

この場合、百や千の前につける「一」も省略できる。

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110百一十(jat1 bak3 jat1 sap6)/百一
1,100千一百(jat1 chin1 jat1 bak3)/千一
2,220二千二百二十(ji6 chin1 ji6 bak3 ji6 sap6)/二千二百二
2,222二千二百二十二(ji6 chin1 ji6 bak3 ji6 sap6 ji6)

一見ややこしい感じもするが、省略しても数字が変わらない(他の数字とちゃんと区別できる)場合は、どんどん略していこう! というのが広東語の基本スタイルな気がする。

広東語の「2」の言い方

前回もちょろっと書いた、「二」vs「兩」の問題。基本は、

  • 序数(順番を数える)ときは「二」
  • 物の量を数える(量詞※単位のようなもの の前に来るとき)は「兩」
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2回目第二次(dai6 ji6 ci3)
2冊の本兩本書(loeng5 bun2 syu1)

日本語でも「ひとつ、ふたつ…」と数える言い方があるが、「兩」はそれに近い考え方だと思う。なぜ「2」だけが「兩」という変化形を持っているのかは分からないけど。

お金の数え方

今回のラスト! 広東語のお金の数え方は、香港旅行へ行く時にも重要なので覚えておきたい!

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基本の単位話し言葉書き言葉
1HKD蚊(man1)元/圓
0.1HKD(10セント)毫子(hou4 zi2)

小数点以下がない場合は、そのまま「蚊(man1)」。数字の読み方は、先述の法則の通り。

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12HKD十二蚊(sap6 ji6 man1)
100HKD一百蚊(jat1 bak3 man1)

10セント単位では、「毫子(hou4 zi2)」となる。

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0.1HKD(10セント)一毫子(jat1 hou4 zi2)
0.2HKD(20セント)兩毫子(loeng5 hou4 zi2)
※量詞=毫子の前なので、兩を使う
0.5HKD(50セント)五毫子(ng5 hou4 zi2)

1ドル単位+10セント単位(小数点以下があるとき)は「個(go3)」を間に入れる。

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10.3HKD十個三(sap6 go3 saam1)
10.5HKD十個半(sap6 go3 bun3)
※0.5HKDは「半」を使って表す

最後に、迷いそうな金額のおさらい。

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2.2HKD兩個二(loeng5 go3 ji6)
※あくまでも、量詞=個の前には兩を使う
2.5HKD兩個半(loeng5 go3 bun3)
※0.5HKDは「半」を使って表す
1.5HKD個半(go3 bun3)
※頭の「一」が省略できる
20HKD二十蚊(ji6 sap6 man1)/廿蚊(ja6 man1)

複数オプションがある言い方もあるが、まずは基本の言い方を覚えて、別の言い方とか省略形は徐々に慣れていければいいかなと思う!

いつもお世話になっているHONG KONG Visionで、お金の数え方が網羅されています!ありがたい。
https://hongkongvision.com/archives/12525

連続して数字の話になってしまったが、自分的には前回の記事より今回の方が書いていて腹落ちした感がある。とにかく早く香港に行って、実際の生活でどんな風に使われているのか確認したい。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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