【トラブル・ガール】劉俊謙(テレンス・ラウ)のギャップに理性が溶かされた話

トラブル・ガール(小曉)、本当はこんなテンションで見る映画ではない。ただ私の目はソニーのAFにも負けない速さで劉俊謙にフォーカスする機能が備わり、正直テレンスが画角に映っている間ずっと、テレンスを追いかけていた。

2025年1月17日(金)にトワイライト・ウォリアーズが公開されたが、今思うと同じ日、同じ新宿三丁目でトラブル・ガールも公開されていたという事実。冬の新宿三丁目をジャックした男、劉俊謙。

トラブル・ガール(小曉)が遠くない将来また見れる機会があると信じて…この映画の劉俊謙がいかにセクシーで思わずセクシーシェイシェイを言いたくなったかを記録しておく。

(ケンティーも台湾ではセクシーシェイシェイと言うのだろうか)

目次

【台湾映画】トラブル・ガール(小曉)

トラブル・ガール(原題:小曉)は2023年公開の台湾映画。動画をいろいろ見る限り、劉俊謙が台湾に来て初めて撮った作品らしい。

私のテレンス履歴(テレンス履歴?)を一応説明すると、

  1. Netflix《此時此刻》で劉俊謙を知ってしまう
  2. トワイライト・ウォリアーズの信一でおしまい
  3. トラブル・ガールでセクシーシェイシェイ

これが1月中旬に起きた1週間の出来事。

あらすじ。

主人公の小曉(シャオシャオ)はADHDで、学校ではクラスメートからいじめられ、家に帰っても母親から厄介者扱いされている。父親は仕事の都合で家にほぼいない。そんな少女の心の拠り所は学校の担任の先生。しかし、担任と母親が不倫していることを知った小曉は――。

今年1月当時は劉俊謙の記事があまり多くなかった記憶だが、その中で私の希望の光となったテレンスの解説記事があるのでぜひご覧いただきたい。そんな恩人から一節引用させていただく。

テレンスが見せる学校での「教育者」の顔と、母親との逢瀬での「男」の顔のギャップが何ともエロく、本作の隠れた見所だと思う。

出所:シュッとして見えるけど、実は骨太な「役者バカ」。テレンス・ラウ(劉俊謙)が香港映画を救う【連載・推しは香港に在り 第19回】

学校では善良な教師、しかし学校外では生徒の母親と不倫する1人の男――。劉俊謙はこの陳保羅(バオルオ)を演じている。そして記事での指摘の通り、この二面性が良すぎる。

劉俊謙のギャップに溶けてなくなる理性

※以下、ネタバレを含みます

前者は、林品彤(オードリー・リン)が演じた小曉の先生としての劉俊謙。ただ、冒頭のプールのシーンから私の理性細胞は職務放棄。

シーンとしては、小曉が水に浮かぶ練習みたいなのをしているところ。劉俊謙演じる先生が小曉の背中を支えて、背泳ぎの状態でバタ足していると。

想像してください? 小曉の顔は上を向いているので劉俊謙先生の顔がずっと見える状態。

は? そんなん一生バタ足できるだろうが。スイミングスクールにあんな先生がいたら私はとっくにオリンピックに出ていたと思う。水泳なめるな。

……後者は、生徒の母親を演じた陳意涵(チェン・イーハン)との不倫を演じる劉俊謙。

映画の序盤。劉俊謙の家に陳意涵が一緒に帰って、からの一連の場面。学校での真面目な印象とは打って変わり、「年下男」の無邪気な感じがわれわれの理性をダメにしていく。

劉俊謙の家のシーンでは、そういうこと「しそうになる」ところまで行って、寸止めでしない。期待値上げといて結局ストップするんだけど、ここでは「しない」のがリアルすぎてしんどい。つまり、現実的に、エロい。私は一体何を言っているのか

不倫の現場は世界共通だった

この際だから言ってしまうが、私は不倫モノが大好きで、これはドラマでも映画でもひいては曲でも不倫を題材にしたものはいいな~と思うことが多い。

不倫現場の定番ってラウンジとかホテルの部屋とか色々あると思うのだが、その中でも私の好きな現場が(好きな現場)が車の中だ。夜。外は雨が降っているとなお良い。

そしてこの映画、

陳意涵と劉俊謙が車の中でかくれてキスをしてる

私の心の桜井和寿も思わず「イェヘッヘ!」と叫んだ。雨降ってたかどうかは思い出せないけど、あれは夜だった。心残りはシネマート新宿のもう少し前の席で見ればよかった。

このキスシーンについて、監督の靳家驊(ジン・ジアフア)と劉俊謙が対談した動画で言及されていた。1人で抱えきれないのでみんなちょっと聞いてほしい。

監督「陳意涵とのキスシーン、実際感じてたでしょ??」

とかいうごっつい質問を1問目からぶっこんでくる監督。いや、よくぞ聞いてくれた。

そしたら劉俊謙も「それは感じますよ~」とか答えている。え?

劉俊謙いわく「それは普通に生理的な反応で~」みたいなことらしい。言わんとしていることは分かるがそんな普通のテンションで答えられるもの?

自分で聞いといてハッ//ってなっちゃう監督かわいい。ピュアか

いいですか? ビハインドでも理性を溶かしてくる映画、それが小曉なのです――。

母と娘の葛藤に心揺さぶられる

映画・小曉における劉俊謙がいかにセクシーか、これも映画の見どころだと思うが、先の記事で紹介したとおりあくまでも「隠れた」見どころで、小曉はやっぱり母と娘のストーリーに胸を打たれる。

母親になりきれない母親、娘になりきれない娘はどうなってしまうのか。小曉役の林品彤(オードリー・リン)はこの映画で初めて見たけど、小曉の取材とかインタビュー動画から見える素の姿はとても落ち着いた雰囲気で意外だった。彼女が小曉の一番の理解者なのだと思ったし、この姿勢にわたしも学ばなければならないと思った。

陳意涵(チェン・イーハン)は映画『悲しみよりもっと悲しい物語(比悲傷更悲傷的故事)』の印象があまりにも強くて、久しぶりに見る陳意涵がまさか母親役とは思いもしなかった。でも、この映画では完全に母親の顔で圧倒される。

そして、小曉と劉俊謙演じる保羅先生の関係性の変化にも驚く。劉俊謙の役のバックグラウンドは劇中で多く語られないが、彼も実は訳ありの人物。そんな彼の行き着く先も注目だと思う。

以上、『トラブル・ガール(小曉)』はやっぱりこういうトーンで見るべき映画ですね。どうでもいいけど「セクシー」が英語なんだからケンティーは台湾でもやはり「セクシーサンキュー」って言うだろうなとか思ったりしてみなさん私のような煩悩は全部ここに置いてぜひ清らかな気持ちで『トラブル・ガール(小曉)』見てください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

目次